インターネット

インターネット (岩波新書)

インターネット (岩波新書)

村井純氏がインターネットを語るというだけでも読む価値があるとおもわれる一冊 残念なのは、「インターネット」という単語で検索するとなかなか本書にたどり着けない点のみ 1995年出版*1とは思えないほど内容は充実している、当時と今を読みながら比べてみると、村井氏が頭の中で描いていたことが現実に存在したりしなかったりする点が非常に面白い
読み終わって梅田望夫氏の本を読み終わったときのような気持ちになった 両者に共通するのは、この技術が世の中を変える可能性を心から信じている点にある、学生時代以上に自分の考えに疑問を持つ機会が増えているだけに、後ろから背中を押してくれるこういった本は読んでいて勇気をもらえた 技術系の方にとっては間違いなく良書
追記:某みかかに対する思いが、オブラードに包みこんだ形で書かれている点も面白い

*1:なのでBeOS等の懐かしい記述が出てくる