ThinkPad X1 Carbon を買ってしまった話

「今年はもう大きな買い物をしない」、そんなことを数ヶ月前に言い放った記憶はあるんですけどね

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経緯

街中にあるパソコンショップ*1を回って、中古商品眺めたりするのが、最近の数少ない楽しみなのですが、なんとなしに眺めていた某お店に、ThinkPad X1 Carbonが並んでいるのを発見、高いけど良いPCなんだよなと眺めていたら、値付けがおかしい

都会と地方では、値付けの考え方が違う

あまりに値段が安価なため、お店の人に色々聞いてみたが、値付けに誤りはなく、不動箇所も無ければ、OSもきちんと搭載されているとの事、なおさら疑問が深まったが、さらに突っ込んでみると、背景が見えてきた

まず、地方の中古パソコン店では、圧倒的にOffice搭載機の需要が高いという事、むしろOfficeを使うためにパソコンを購入する人がほどんどであり、Officeが搭載されていないモデルは売りづらいみたい*2、最初に動作確認を行った時に「こちらOffice搭載していませんが大丈夫でしょうか?」と聞かれた事からも、買う人にとってOffice搭載は必須に近いのかもしれない

さらに、保証期間が残っていたとしても、外資メーカの場合、サポートの体制がよろしくないらしく、売った後の面倒をなるべく見たくない中古パソコン店からすれば、その面でも高い値段を付けられないようだ、他に並んでいたPCを見ても、国内メーカ製の方が良い値段がつく傾向があった

以上二点から、ハイスペックなのだけど、Officeを搭載していない、外資メーカ製の、ThinkPad X1 Carbonは、6万円(税抜)で売られていたようだ 秋葉原日本橋のように、Officeが無くても自分で何とか出来る客層が多い地域では、この値付にはならないと思われる

ふるさと納税の返礼品の可能性

どこからこのPCが流れてきたのが疑問だったのですが、調べてみると、2016年度のふるさと納税の返礼品に、「ThinkPad X1 Carbon」が含まれている、仕様を比較しても重なる点が多く、経緯を想像するに、ふるさと納税でノートパソコンを手に入れたものの、使い道が無いまま、中古パソコン店に持ち込んだという流れではないだろうか

これだと、使用感がほとんど無く、準最新モデルが売りに出されていたのにも合点がゆく

なんにせよありがてえ

14型でFHDパネル搭載のモデルは、いずれ購入するつもりでいたのですが、この金額でハイエンドモデルを購入出来るとは思っていなかった しかも、1年前のモデルをほぼ未使用の状態で買えたのはラッキーとしか言いようがない、地方に戻って、アニメが見れないだの、イベントが無いだの文句を言っていますが、地方特有のメリットを享受できた気分

早速、電子書籍を読むのに活用していますが、X220に比べ、液晶サイズが一回り大きくなり、IPS液晶になった事が非常に大きい、色の再現性が格段に上がり、液晶の角度が多少ズレていても、視野角が広いので影響が少ない、ノートPCで電子書籍読むのは変に見えるかもしれませんが、筐体を手で持つ必要がないので腕が疲れない、ページ送りにキーボードやマウスを使える*3ので、自分の使い方には非常にマッチします。

本来はバリバリ外に持ち運ぶPCなので、家の中でしか使わないのはもったいないのだけど、いざとなったら外で写真のレタッチも出来るぐらいのスペックなので、過剰なスペックを生かせる場面が増えると良いね

あと、なにげに歴代初のNVMe接続SSD搭載機になります。 驚いたのは、Twitterみたいな、リッチコンテンツの塊のようなページを表示する時のレスポンスが全然違う、読み書きの速度がそこまであっても意味があるか疑問に思ってましたが、やっぱり速度は正義だなあと思いました、現場からは以上です。

*1:もしくはカメラ屋さん

*2:後からOfficeのライセンスを追加するとか、購入後に手間をかける発想もなさげ

*3:画面タップしてページ送るのが好きでない