Spotifyとの生活を満喫する側になった

以前、「サブスクリプションサービスは俺にはまだ早い」的なエントリを上げていたのだけど、去年の中頃から、Spotifyをガッツリ使うようになっている。 これでは使えない、という考えから、無いと困る側の人になった心変わりのメモ

hjkm.hateblo.jp


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CDとの生活で気になっていた事

欲しい音源を入手出来ない問題

これも以前書いた話ですが、CDレンタル店に聞きたいCDが入荷しなくなった。 メジャーな楽曲は店舗に並ぶ可能性があるが、アニメの主題歌等、少しでもニッチな音源になると棚に並ぶ事は無い。 以前からその傾向はあったが、痒いところに手が届かないから、どうにもならないレベルになってきた、宅配レンタルで補完できる音源も多いが、こちらも完全ではない上、後述の問題も重なる。

聞くまでにかかる工数がしんどい

欲しい音源を求めて、レンタル店へ通う時間的余裕が無くなってしまった。 宅配レンタルだと、物理的な煩わしさは少ないが、使わなければ使わないだけ損な仕組みになっている。 配達希望リストを細やかに修正し、レンタルし続ける事に疲れてしまった。 CDが手元に届いたとしても、PCへの取り込み作業後、iPhoneへの流し込みを行う必要がある。 これも時間的余裕がある時は、楽しい作業だったのだけど、平日は仕事、休日は子供の相手をする必要があり、作業を楽しむ余裕が失われている。 この、音楽を聴くまでにかかる手間というのが、iTunesを中心としたシステムを利用する上で弊害となっていた。

iPhoneAndroidを併用したい

メインではAndroid OSを利用している。 iTuneプレイリストを、Android上に構築するツールが無くはないのだが、使い勝手が悪い。 しかたがないので、音楽を聴く時は、仕事用のiPhoneを利用していた。 通勤中や、仕事での車移動時は問題ないのだが、私用でレンタカーを借りた時など、仕事と関係無い場面で音楽を聴く時に難があった。 音楽再生専用のiPodを用意する事も考えたが、持ち歩く端末をこれ以上増やしたくないのよね。

データを保持しておく必要性

iTuneを中心とした環境構築を始めて、20年近くが経とうとしている。 PC上で音源を管理するという事を覚えたとき、MDやテープのような、アナログな縛りがない運用に感動し、これ以上便利な環境は無いだろうと思った。 だが、20年経った今では、当時と比較にならないほど、贅沢にリソースを使えるようになってしまった。 コンテンツはクラウド上に用意され、必要に応じて課金する仕組みが用意されている。 そうなると、個人が頑張って音源を管理をしていくという事を、無理に続けなくても良いのかなと思えてしまう。*1

何が決め手だったのか

2019年からアニソン配信数が増えた、特に決め手になったのが、アイカツ!とラブライブ!の配信開始だろう。 この2ジャンルの曲は、ヘビーにローテーションされる曲が多い。 アイマス等、大人の事情で配信されないジャンルもあるが、アニメの主題歌は、配信される事が当たり前になりつつある。 その後、iTunesのプレイリストを整備しなくなり、Spotifyで楽曲検索する事が当たり前になった。 そして、PC更新のタイミングで、ドライブ無しのケースを選択した事で、長かったCDとの生活は終わりを告げた。

満喫する側になって

アニソンに限らず、好きなバンドの新譜、昔のアルバム、気になっていたけど聞いた事の無かった曲を聞く事が増えた。 店に通う事が無くなり、新しい音楽との出会いが無くなるのではないかと思ったが、逆だった。 Spotifyは「さぁ、聴く冒険へ。 」というコピーを使っているが、これは上手い表現だなあと思う。 さらに、上記した取り込み工数の削減や、デバイスを跨いだプレイリストの共有も出来るようになり、気になっていた事が一気に解消された。 一度使い始めると、課金を継続する必要はあるが、これまで音楽に支払ってきた金額を考えると、月1000円という金額は破格だと思う。*2 もう使っている人の方が多いと思いますが、Spotifyに限らず、Apple Musicでも何でも、音楽聴くには良い時代になったなあと思った次第です。

*1:データを保持しておく意味はもちろんあるのだけど、話の本筋から離れるので割愛

*2:宅配レンタルでも似たような金額かかるしね、月1000円で4枚レンタルぐらいかな