おもちゃ王国と温泉旅行

この3連休は、おもちゃ王国をキメた。 
前回のプリキュア放送時に、おもちゃ王国にプリキュアがやってくるというCMが流れた、行くか?、これは行くしかないのでは?、という家族会議の後、突発的に宿とレンタカーを抑えた。 Webで何でも調べてしまうご時世だが、テレビからの情報は侮れない、ぼーっと見ているとCMで結構重要な事を伝えていたりする、地方だとWeb告知に力を入れない傾向があり、従来メディアからの情報にアンテナを張ったほうが、面白い事に繋がる印象がある。

香川に住んでいた頃から、おもちゃ王国のCMを見る事はあった しかし、対象年齢を過ぎた学生にとって、存在は知っているが行く機会の無い施設にすぎなかった*1 広島に転勤し、子供がいなければ、行く事は無かったと思うので、不思議な巡り合わせを感じる。

朝から車を走らせて、昼前ごろに駐車場に到着。 恐らく一番混み合った時間と思われ、入り口からかなり離れた場所に駐車、日差しが肌に刺さる。 ショーは14時スタートのため、園内を散策しつつ、昼ご飯を食べられる場所を探す。 奥まった場所に日差しを避けられる場所を見つけた、同じような家族連れが弁当食べたり、缶ビールをグビグビ飲んでる、うらやましい。 売店はそれなりにあるが、お察しな雰囲気だったので、早朝から弁当を作ってくれた奥様の判断が輝いた。 



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弁当をいただき、園内を散策している内にショーの時間に、会場の芝生広場に行くと、結構な人が集まっている。 多少屋根があるだけの簡易ステージに、最低限の音響、照明や液晶画面のような舞台装置もない状況でしたが、アクターさん6名で、きっちりとプリキュアらしいお話を見せてくれてました。 いわゆるリッチな演出は使えない状況で、音声に合わせた、動きだけで物語を表現しているのは感動的。 現地スタッフさんの努力はもちろんですが、これだけ制約がある中で、「らしい」物語として成立させるシナリオも素晴らしい、10年以上の蓄積があるから出来る事だと思いますが、これを全国津々浦々で展開しているんだから強いよね。

トクサツガガガを読んで、ショーを一度は見に行ってみたいと思っていましたが、子供という大義名分を得たことで存分に楽しめました。 余談として、ショーの途中で、怖がって席を立つ子供が一定数いるのが印象に残った、大きい音でボコスカやってたら怖いよね、確かに。 わが子は、多少集中を切らしながらも、最後まで楽しめていた模様、才能があるね*2

ショーが終わってからは、施設内の乗り物や、展示を楽しんだ 首都圏ならともかく、中国エリアでは随一の内容だと思う、メーカが直接おもちゃを遊べるようにしてくれているのは強い。 今回は乗り物メインで遊んだけれど、次に来る時はもっと違う遊び方が出来そう、リカちゃん、シルバニアトミカプラレールとか、余裕で一日中遊べるよね・・・。

なんだかんだ閉園時間の17時まで楽しんでしまった、蛍の光を聞きながらホテルへ、日光を一日中浴びてヘトヘトだったため、宿をとっておいて大正解だった。 やろうと思えば、日帰りで広島に帰ることも出来たと思うが、岐路の運転と、帰り着いてからの食事、風呂、後片付けの手間を考えると、多少お金がかかっても、誰かが後片付けをしてくれて、露天風呂に入れる方が幸せ。 食事を終えて、子供を風呂に入れ、寝かしつけにも成功。 その後、夫婦交代で露天風呂を満喫、奥さんにとっては出産後初めての温泉で、かなり満足度が高かったみたい。 岡山-広島間の運転は結構距離があって、道中だいたい眠くなるのですが、温泉に入った翌日は気持ち良く運転できた。

子育てしてると、やりたいことが出来ない事の方が多い。 こうしている間にも、面白い新刊は出るし、映画はバンバン公開され、やりたいゲームも数えればキリがなく、ソシャゲのイベントには追いつくだけで精一杯。 誰が悪いとかではないのだけど、ついつい悲観的になってしまう。 だけど、今回の旅行のような、子供がいないと出来ない遊びというのも間違いなく存在する。 子供がいる間しか発生しない限定イベントだと思って、角度を変えて楽しんでいけるようになりたいと思う。

*1:鷲羽山ハイランドには行く

*2:何の?

ドラクエビルダーズ楽しかった

クリアしたのは結構前なのだけど、気持ち良く遊べる良作でした、
おすすめしたいので、面白かったところを箇条書き。

・勇者ではない、ビルダー(物を作れる人)であるという事
・運命にしたがって、世界を救うのだ、という事を強要しない。
・世界で好きなように遊んでみてくれ、それで良いのだ、という姿勢が今風。
・導線が整っていて、次に何をすべきなのか分かりやすい。
・出来る事の幅が広く、操作を理解するのに時間がかかると考えていたが、取っつきやすさは流石ドラクエ
・あのキャラデザと、あの音楽と、あの台詞回しのおかげで、シリーズ経験者は、すんなり世界に入れる。
・ボリュームも軽め、章立てされていて、いつまでも終わらない感じがしないのも良い。
・マイクラはちゃんと遊んだ事ないんだけど、これは完全に別のゲームという扱いなのね

何かゲームで遊びたい! でも、まとまった時間は取れないし、重たいゲームはちょっとしんどい。 そんな現状にピッタリはまる一本でした。 遊ぶためにゲームしてるはずが、気が付くと、やっている事は作業になっていたりする。 何かを持ってこい、誰かを助けよう、ここに何かを作れ、みたいな それを作業という状態に落とさず、主体的な遊びに昇華させる構成が素晴らしかった。 なんというか手触りの良いゲームで、2も遊んでみたいところ。

何もかも忘れていく

辛い辛いと言いながらも、生活に安定感が出てきた。 1年前の今頃は、生活リズムというものは存在せず、ひたすら子供のペースに合せて生きていくしかなかった。 おまけに、子供の泣声がうるさい問題が発生していた時期で、子育てしながら、家探しに引越しまでしていて、夏の暑さと、冠水した道路と、しんどさばかりが脳裏に浮かぶ。

このところも、子供のペースを中心に生きている事に変わりない それでも気持ちが上向きなのは、子供が泣いたり機嫌を損ねる原因が分るようになったからだと思う。 土日の様子だけを見ても、食事後に眠くなり上手に寝れない時、小腹が空いた時、大人が台所に籠もって相手をしてくれない時にフニャフニャし始める。 だが、上記の対処は、容易に思い浮かぶ内容ばかりだ、寝かしつける、おやつをあげる、TV見せたり、外に出歩くとか、体力は使うが、正解の分らないクイズに挑むような、ぐったりする疲労感は減ってきた。

自分の子供は、病気はしないし、嘔吐もしない、よく食べて、食べた分だけきっちり出す、さらに外出先ではなぜか大を出さない。 親以外にも愛想が良く、外出先でもニコニコしている、他人に抱かれても平気、車や新幹線移動中も極端に泣き叫ぶ事はない、書いていて改めて思うが、よくできた子供だ。 寝るのが下手かなあとは思うが、それもだんだんと出来るようになるんだと思う。

なんだか、子供自慢みたいになってきたが、それを書きたかったのではない。 育てやすい子供だったとしても、生まれてから半年ぐらいは、ずーっとしんどかった、半年を経て、引っ越しを終え、徐々に環境が上向いてきた、男親視点でこの感想なので、お母さんはもっと大変だったと思う。

最近気がついたのは、そうやって乗り越えたたしんどさを、人は意外と簡単に忘れてしまうという事、夜まともに寝られず、自分の時間がほぼ無かった頃の記憶が、段々と薄らいできている。 忘れるというのは人間に備わった素晴らしい機能だが、そうやって過ごした時間を覚えておきたいと思って、このエントリを書いた。

大人の1年と子供の1年の進捗が違いすぎて、月ごとに状況が変わってゆく、また1年後には全然違う感想を抱いているのだろうなあ。


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