原っぱ

解説読んで初めて知りましたが、池波正太郎先生の作品にしては珍しい、現代もののお話 現代と言っても今から二十年前ぐらいの話でして、その時期の江戸、ではなく東京の街の様子が伝わってくる作品でした
一番印象に残ったのはこの掛け合い

「ねぇ、これから、東京は、どうなって行くのだろう?」
「東京なんて、もう無いのも同然だよ」

話の終わり方も非常に鮮やか 時代物はあんまり得意でないので、こういった話を最初に読めて良かった

原っぱ (新潮文庫)

原っぱ (新潮文庫)