とらドラ!がやっぱり面白くてな

とらドラ! (6) (電撃文庫 た 20-9)

とらドラ! (6) (電撃文庫 た 20-9)

二週間のうちに6巻まできました、最近電車の移動が楽しみでしょうがないのはこの文庫のせい
面白いよーってのは一巻を紹介して以降ずっと書こうと思っていたのだけど、月末月初で死にそうになった挙げ句、昨日はAM4時帰りだったためキーボードをたたく余裕すらございませんでした・・・ しかしね、睡眠時間が普段の半分で殺人的なけだるさに襲われている通勤電車の車内においても、車内でニヤニヤさせてくれるには十分な破壊力と情けない顔にさせてくれる怒濤の展開が待っておりました
当初一巻読んだ限りでは、どこかで息切れしてくるかなぁと思わせる、勢いだけの頼りなさを感じていたのですが、そのような考えは杞憂で終わらせてくれる尻上がりな面白さが続いています。 このお話は薄っぺらに書いてしまうとニヤニヤ青春ラブコメになってしまうのかもしれんのですが 巻によって5人の登場人物の描き方の角度を微妙に変えてくるため、同じ登場人物なのに展開によって立ち位置や見え方が全く違ってくるのです 丁度、実生活で自分以外の人物と生きてゆくのと同じように、巻を追うごとに登場人物の新しい一面が見えてくる、彼らのことが分かり始めるとまた面白くなる そのサイクルのなかに今どっぷり浸かっているなあと感じる
あとは高校生というか若者特有の世の中に対する無力感というかやるせなさというか、すっぱくてギトギトしていて直視したくない何か*1の描き方がすてきなんです、そんなん20いくつになっても考えることは同じじゃー!という自分の成長を真っ向から否定する発言が思わず飛び出しそうになります。 BGMはサンボマスターで決まり
表紙とラノベであることのせいで実際に手に取れる人は限られるのかもしれませんが、ラノベとかどうでもよくなるぐらい面白いと思うんですよ ちなみに今期はアニメもやっとるので道踏み外している人には超おすすめです、一話始まったばかりですが個人的には今期一番の面白さだと思う
StarChild:とらドラ!