山を越えて

子供が卒乳し、ひと山越えた感じがする。

子育てを始めるまで、寝かしつけの大変さというものを認識していなかった。　いざやってみると、全世界のご家庭は、あんな大変な事を毎晩こなしながら、日々を生きていたのかと。　子供が可愛くていいね、なんて話では終わらない、終わりの無い*1、眠れない日々。

当たり前だが、自分よりも奥さんの方がハードで、乳首が飛んでいきそう、という話をよく聞いた。　文字通り、体を張って寝かしつけてくれていて感謝しかない。　卒乳した、という事は、寝かしつけを奥さんに依存しなくなった、という事を意味する。

暗い場所で、じっと暖めてあげれば、眠りに落ちる習慣を作る事が出来た、ハイテンションな子供なので、じっとさせておくのが大変で、たまに失敗する事もある。　それでも、寝かしつけを夫婦で分散できるようになり、奥さんがお酒飲めるようになって、不公平感が減ったのはとても良い。

こうやって、山を越えたなあと思う気持ちは、数ヶ月毎にやってくる。　子供はタフになり、どんどん出来無かった事が出来るようになり、少しずつ少しずつ、手がかからないようになっていく(ように感じる)。　まだまだ、目が離せない状況なのは変わりないけれど、次の山に向けて、エッチラオッチラやっていこうと思う。

*1:と思えてしまう

不機嫌を持ち帰らない

仕事がうまくいっていない、もしかしたら、上手くいっていないのが当たり前なのかもしれない、世の中的にはどうなんでしょう。

ずーっと引っかかっている懸念事項があって、気持ち悪い状態が続いている。　会社の事は会社で頑張って、家では楽しい事だけをするように、そうやってこの街で暮らしてきた、はずなのだけど、どうも最近はその不文律が崩れつつある、仕事の不機嫌を家に持ち帰ってしまっている。

幸いな事に、人には恵まれている状況なので、切り替えてやっていこうとは思っている。　誰にも頼れない状況と比べればだいぶマシな気がしてきた。

最近、古賀及子さんのブログをよく読んでいる。　

mabatakiwosurukarada.hatenablog.com

機微に触れた、朗らかな文章で、人の生活を覗けるのが楽しい。　子育てされているが、年齢がだいぶ違うので、ややファンタジー感が出るのも良い。　自分は文章を書くと、鬱々とした雰囲気になりがちなので、見習いたいと思った。

家電買い換えてテンション上げよう

子育てしてると、とにかく時間が無い！　無い時間を作るにはどうすればいいか？　睡眠時間を削り、子供が寝ている間に、息を潜めて家事をこなす・・・そんな方向性もあると思うが、我ら夫婦は睡眠大好き。　睡眠時間を削ってまで、何かするなんてもっての外　むしろ、寝てる間に色んなことが良い感じに終わっていてほしい！　毎日、子供の相手するだけでゼエゼエ言ってるのに、これ以上頑張りたくないんや！　
という事で、家電を買い換えて、家事工数を減らすというソリューションに至った。

買い換えたのは、下記４点、あと空気清浄機も導入しているが、これは追加した家電なので、今回は割愛

ドラム型洗濯機

出産直後に縦型から買い換え、忙しくなる前に買い換えて大正解。 奥さんの実家に、最新のドラム型洗濯機が導入されており、里帰り出産の際、乾燥までしてくれる利便性を目の当たりに。　二人で生活している時は、小さめの洗濯機で不便を感じる事は無かった　でも、洗濯って、洗濯機を回した後の処理の方が大変。 生活に余裕があれば、洗濯物を干すハードルは高くない、取り込んで畳む事も出来ちゃう。　だけど、出産後は、子供のペースに合せて生活せざるを得ないため、子供が寝ている間に洗濯機を回せなかったり、回した後、中々洗濯物を干せなかったりする。*1　さらに、出産後に気づいた事として、大人と子供の洗濯を分ける必要があるため、洗濯する回数が倍になります。
ドラム型洗濯機があれば、洗った後、乾燥する所まで自動でやってくれるため、干す体力を残す必要ありません。 畳むのは、時間がある時にやれば良い。　という事で、肉体的にも精神的にも、負担を大幅に軽減する事が出来ました。 これが無かったら、ここまでやってこれなかったと思えるアイテム。　今後家族が増える予定がある人には、真っ先に購入をお勧めしたい。

電子レンジ

使っている期間の割に、掃除しておらず、見栄えが悪くなり、暖めの度に変な匂いがするようになったので買い換え。　暖め機能に問題は無かったが、ボタン一つで自動暖めが出来なかったため、それが可能な機種を探した。 情報収集を進める内に、最近のレンジは、材料を下ごしらえして、ボタンを押せば、簡単な料理ができるという事が分った。　煮物が作れるというのはイメージ出来るが、唐揚げとか、パスタ作れるってホンマかよ･･･というのが当初の感想。　丁度、後継機が発表され、在庫処分が始まった所を購入。　当初の見立て通り、ボタン一つで良い感じに暖めてくれるのはめちゃ便利。　これだけでも買い換えた甲斐があったのだが、レンジによる調理が思った以上に使い勝手が良かった。 平日の夕食は、子供を寝かしつけた後、自分が主菜を調理する事が多い。　これの何が大変かというと、寝ている子供を起こしてはいけないため、音を出さずに調理する必要がある事。　さらに、一日の最後に、肉切ったり、炒めたり、魚ひっくり返したりするのが結構しんどいという事。　副菜や、下ごしらえは奥さんが終わらせてくれているものの、一日の最後に台所で気を遣いながら作業するのは大変だった。 レンジ調理を導入した事で、上記の細かい調理工数を削減する事が出来た。　頑張れば出来なくはないが、数万円出せば、手が抜けるというのは、子育ての負荷が大きい時期には非常に有り難いのでした。

お値段：約70,000円

冷蔵庫

スーパーとコンビニが近めの立地に住めており、週末に買いだめはせず、無くなれば買い足しに行くというスタイルで生活している。 冷蔵庫に不満は無かったが、今後は食べる量が増えるだろうし、10万円ぐらいの中型機に買い換えを検討。 調べる内に、切れちゃう冷凍がなんだか凄そう！ という気持ちになったが、そういった機能は中型機には搭載されず、400L以上のサイズでなければ搭載されないという事も判明。 利用量的に300L程度でも事足りたのだが、どうせ買い換えるなら、楽しそうな機能を搭載してる方が良い･･･。 と、悩んでいる所に、特価で展示されている旧型機と出会う、メーカーさんの説明も納得感が高く、購入に至った。 冷凍やチルドの性能は格段に上がっているはずだが、味が良くなっているかの判断は難しい。　確実に言えるのは、気温が上がるにつれ、自動製氷機が活躍してくれている事、庫内の空スペースは心のゆとりに繋がるという事、照明が明るくなり、冷蔵庫を開ける度に感動できる事。　真価を発揮するのはこれからだと思うが、性能、デザイン共に、満足度の高い買い換えとなった。

お値段：約120,000円
※3年前ぐらいの型落ちが倉庫に残ってた模様

液晶TV

東芝のTV部門が売却されるタイミングで購入。　たぶん、東芝製造の最後のモデル。　売却されても、工場や人員は維持されると読んだので、後継機も同じ所で作られていると思う、ほとんど気持ちの問題。　あと、この後のモデルから、43型がラインナップから消えており、あまり大きすぎない4kパネルが欲しかった点も決め手。　自己満足に近い買い物だったのだけど、子育てが始まり「タイムシフトマシン」を使うようになってから化けた。　元々、録画にはnasneを使っており、TV側でわざわざ録画する必要は無いと思っていました。　タイムシフトマシンは、初期設定を終えれば、数日分の番組が勝手に録画されてゆく機能です。　この、勝手に録画し、削除される、という点がハチャメチャに優れていて、いちいち録画設定をしなくても、過去数日分の番組を見返せる状態になります。　繰り返し見たいに番組はnasneのような機器が優れていますが、たいていの番組は一度見たら満足。　何より、子供向け番組が勝手に録画され、見たいときにリモコンから再生出来る、という環境は、子育てしてる人には特に便利さが伝わるんじゃないかと　あと、テレビの放送時間に合わせて、行動する必要が無くなるのも、精神衛生上非常に良い。　たかがテレビの割にお値段張りますが、値段なりの効果は間違いなくあります。　

お金は必要だけれども

上記の家電だけでなく、電子レンジを置くための食器棚も買い換えたため、この記事内の買い換えただけで５０万円ほどお金がかかっている。 振り返っても結構な額だと思いますし、そこまでお金かけられねーよ、という意見もあると思います。 だけど、新しい家電を使うと、とにかくテンションが上がる。　子供中心の生活で、映画やライブに行ったり、オタクとワイワイやったり、外食すらままならない状況下では、とても良いストレス解消となりました。　ドライヤーとか、ひげそりとか、金銭的負担がわりと小さいアイテムでも、似たような効果はあると思うので、身動き取りづらい人にお勧めしたい。　レッツら買い換え！

*1:そして服が臭くなる