音楽ストリーミングサービスとの付合い方

3ヶ月100円キャンペーンに釣られてSpotifyを使い始めた。 既にキャンペーン期間の3ヶ月は経過し、通常料金を支払うようになっているが、いまいち使いこなせている感じがしない。 月額1000円程度なので、懐が苦しくなるほどではないが、あまり使えていない原因が何なのか整理してみた。

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そもそもiTunesが現役

いきなり結論じみてしまうが、今でもiTunesのプレイリストをメインに使っている。 外出時や、車の運転中はiPhoneに入っているプレイリストが再生される。 CDをパソコンに取り込んで、プレイリストを修正し、iPhoneにデータを同期させるという工程は、2018年の手法として、全くスマートとは思えない。 しかし、自分の聞きたい曲を長期的に聞こうと思うと、どうしてもこのやり方から離れられない。 Spotifyを使い始めたのも、上記の古風なやり方が変わる可能性を感じたためだったが、今のところ、乗り換える所まで行けていない。

聞きたい楽曲があるとは限らない

未だにCDレンタルに頼っている原因がここにある。 Spotifyでも、アイカツ楽曲や、初音のミクさんであったり、ヒプノシスマイクとか、ある程度の範囲のオタク楽曲を聴くことが出来る。 しかし、今期アニメの主題歌、全てを網羅しているという状態ではない。 マイナーなキャラソンや、特定レーベルから出る楽曲に関してはCDを入手するしか音源を確保する方法が無い。 以前契約していた、Google Play Musicと比べると、聞ける曲の範囲は広がっている。 国内レーベルの姿勢も、徐々に変わってきたように思うが、ストリーミングサービスで全てを網羅するには、まだまだ時間がかかりそう。 恐らく海外ではCDメディアが滅んでおり、音楽を聴く手段がもっと限られているので、この辺の使い勝手の悩ましさは日本特有なんだろうなあ。

レンタル店舗の限界

音源の入手先として、DMMの宅配レンタルをメインで利用している。 お店に行く必要が無く、延長料金を取られる心配もない、さらに、聞きたい曲は大体網羅できている。 とはいえ、宅配レンタルは待ち時間が結構かかるので、場合によっては実店舗で借りた方が早い場合もある。 関東や九州に住んでいた頃は、実店舗が自転車で行ける距離だったため、マイナーな作品は宅配レンタル、メジャーで在庫数が多い作品は実店舗でレンタルし、両方のサービスを併用する事が多かった。
広島でも同じ運用を行おうと思っていたが、実店舗までの距離が思いの外遠い。 アイカツの新曲を借りたいのに、広島ではアイカツフレンズが地上波で放送されていない為か、CDの・・・取扱い自体が・・・無い・・・、という状況にあります。 なんかまた広島に対する愚痴になってきた。
距離の問題はともかく、関東や九州と比べると利用者の絶対数が異なるので、CDのラインナップに限界があるのは仕方ない。 結局のところ、実店舗で物理メディアのレンタルを行う事自体が難しくなってきているのだと思う。
エントリのタイトル通り、なんだかんだストリーミングサービスの利用率は上がっていて。 CDをコンポで聞いたり、映画をテレビで見るといった、専門機で楽しむという形から。 スマホの上で、あらゆるコンテンツを再生するという形に、利用スタイルが変化しているのは間違いない。

新しい音楽との出会いはある

聞いた事のない曲や、アーティストに出会えるというのは、音楽ストリーミングサービスのとっても良い点だ。 ぱっと思いつくだけでも、「Mrs. GREEN APPLE」「go! go! vanillas」「ビッケブランカ」とか。 ヤバイTシャツ屋さんなんて、これはバンド名なの?ぐらいの認識だったけど、プレイリストを適当に流してたら、めっちゃいい曲作ってますやん。 みたな事が起こる。


ヤバイTシャツ屋さん - 「かわE」Music Video

上記の通り、店舗に通って新しい音楽に出会うという体験が出来なくなっており、テレビから流れる音楽を追いかけるにも限界がある。 おっさんになり、昔から聞いてるバンドの新譜だけをフォローするような生活になると、延々とアジカンを聞き続ける事になる。 それはそれで幸せな事だが、保守的にな姿勢を変えて行くには、新しいサービスは有効だと思うので、もう少し上手に付き合って行きたい、という事が結論です。